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楽天証券では、オンライン型電子マネー「楽天キャッシュ」での投資信託積立(投信積立)が始まっています。楽天カードからチャージした楽天キャッシュで投信積立をすると、0.5%のポイント還元が受けられます。
すでに楽天カードで投信積立をしている人や、これからキャッシュレスで投信積立を始めようとしている人には、気になるサービスといえるでしょう。
この記事では、楽天キャッシュの投信積立のメリット・デメリットや設定方法、楽天カード決済との違いなどを詳しく解説します。
目次
楽天キャッシュとは、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループの各種サービスに利用できるオンライン型の電子マネーです。
楽天証券では、楽天キャッシュを投信積立の引き落としに利用できます。
積立設定可能額 | 毎月100円~5万円 |
---|---|
ポイント還元率 | 一律0.5% 楽天カードからのチャージ額に対して |
対象口座 | 特定口座、一般口座、つみたてNISA、一般NISA |
対象商品 | 楽天証券が取り扱う積立可能な投資信託 |
申込締切日 | 毎月12日までの積立設定で翌月の積立注文を実行 |
買付日 | 毎月1日~28日から好きな日を指定※ |
ポイント投資 | 利用可能 |
SPU(スーパーポイントアッププログラム) | 対象 |
楽天キャッシュの投信積立は毎月の積立上限が5万円ですが、楽天カード決済と併用すると最大10万円までの積立が可能です。2024年からの新NISAのつみたて投資枠は年間120万円(月10万円)まで投資できるので、楽天証券なら全額キャッシュレスでの積立ができるようになります。
積立設定とともに残高キープチャージ設定をしておけば、残高不足による積立エラーを避けることができるので安心です。
残高キープチャージとは、毎月の積立資金の引き落とし時に楽天キャッシュの残高が不足しないように、設定した金額以上にキープする機能です。
例えば、毎月1万円の積立をするためにチャージ設定の金額を1万円にしておくとします。楽天キャッシュの残高が1万円を下回った場合に、自動的に楽天カードからチャージされます。
楽天キャッシュの投信積立は人気が高く、サービス開始から9カ月で設定者が100万人を突破しました。
楽天キャッシュ決済で投信積立をするメリットは3つあります。
楽天キャッシュ決済では楽天カードからのチャージで、チャージ額の0.5%が楽天ポイントとして付与されます。毎月楽天ポイントを貯めながら、積立を行うことが可能となります。
残高キープチャージ機能があるため、チャージを忘れてしまっても安心です。
楽天キャッシュ決済で投信積立をする場合、買付日に毎月1日から28日までのいずれかで自由に買付日を指定することができます。
対して楽天カード決済での投信積立では、買付日は以下の毎月1日・8日のどちらかしか選ぶことができません。また、1日を選べるのは、2021年6月19日以前に楽天カード決済を利用した方のみに限ります。つまり、これから楽天カード決済で投信積立をする人の買付日は、毎月8日一択となります。
買付日を選びたい人にとっては楽天キャッシュ決済の方が自由度がより高く、メリットがあるといえます。
楽天証券の投信積立では、楽天カード決済と楽天キャッシュ決済の併用が可能です。それぞれの月あたりの上限額が5万円までのため、最大10万円のキャッシュレス積立ができます。
また、それぞれにポイントが付与されるため、10万円分までのポイント還元が受けられます。
楽天カードからチャージした楽天キャッシュのポイント還元率はチャージ額の0.5%、楽天カード決済の還元率は決済額に対して0.5%~1%です。還元率は楽天カードの種類やファンドによって異なります(詳しくはこちらで解説)。
楽天キャッシュ決済で投信積立をするデメリット・注意点は3つあります。
楽天キャッシュ決済で投信積立をする場合、楽天カードからのチャージでないとポイントが還元されません。
楽天キャッシュへのチャージには、以下の6つの方法があります。
いずれの方法でチャージしても投信積立はできますが、ポイント還元されるのは楽天カードからだけです。
楽天キャッシュのオートチャージ設定(残高キープチャージ設定)をすると、初月に2回分のカード請求となる場合があります。
楽天キャッシュの投信積立のためのオートチャージは、毎月13日から15日の引き落としのタイミングで行われます。しかし、それとは別に初回のチャージ設定時にチャージが行われるため、合わせて2回分のカード請求となるのです。
積立設定とチャージ設定の締め切りは毎月12日のため、12日までに設定をすると13日から15日に初回チャージ分が引き落とされます。引き落としによって残高がチャージの設定金額を下回った場合、楽天カードからチャージされ、同じ月の請求となります。
2回分の請求を避けたい場合、13日以降に積立設定とオートチャージを設定するとよいでしょう。
楽天キャッシュでの投信積立では、指定した月に積立額を増やす「ボーナス設定」ができません。ボーナス設定とは、年2回まで指定した月の積立額を増やせる仕組みです。
ボーナス設定ができるのは、以下の引き落とし方法に限られます。
楽天キャッシュ、楽天カード決済での投信積立は、ボーナス設定の対象外となっています。
ここからは楽天キャッシュ決済での投信積立のやり方を解説します。
いずれかの方法で設定を進めてください。
新規で楽天キャッシュ決済を設定する流れは、以下のとおりです。
楽天証券の口座がない人は、公式サイトから口座開設を申し込みます。
「口座開設はこちら」を選択。
申込画面に進んだ後は、下記①~⑥の入力を行っていきます。
①メール登録
②本人確認
③お客様情報の入力
④納税方法・各種サービスの申込選択
⑤ログインパスワードの設定
⑥重要書類への同意
すべての入力を行い口座開設の申し込みが完了すると、受付完了の画面が表示されます。
1~3営業日ほどの審査期間を経て審査に通れば、メールで口座開設完了の連絡が届きます。
口座開設が完了したら、投信積立の銘柄を選びます。楽天証券のサイトの「投資信託」メニューを選び、「投信スーパーサーチ」などで銘柄を探します。
積み立てる銘柄が決まったら、「積立注文」または「つみたてNISA積立注文」を選びます。
次に、引き落としの設定画面に移るので、「楽天キャッシュ」を選択。
楽天キャッシュの引き落としの設定では、以下の項目を入力します。
次に、目論見書・補完書面等の確認をし、楽天キャッシュの設定に進みます。 詳しいやり方は「オートチャージの設定方法と確認&変更方法」で解説します。
楽天証券の投信積立では引き落とし方法の変更ができません。楽天カード決済から楽天キャッシュ決済に変更するには、いったん積立設定を解除する必要があります。切り替えの手順は以下のとおりです。
楽天証券のサイトの「投資信託」メニューから、「積立設定」画面に進みます。
楽天キャッシュ決済に変更したい銘柄の「解除へ」ボタンを選択。「積立設定解除」画面で暗証番号を入力すると、積立設定が解除されます。
積立を解除した銘柄を再度選択します。
積立設定する銘柄の画面から「積立注文」または「つみたてNISA積立注文」を選びます。
引き落とし方法の設定では「楽天キャッシュ」を選択。
次に、目論見書・補完書面等の確認をし、楽天キャッシュの設定に進みます。 詳しいやり方は「オートチャージ(残高キープチャージ)の設定方法と確認&変更方法」で解説します。
初回のチャージ設定の流れは以下のとおり。
チャージ設定の確認・変更の方法は、以下のとおり。
【チャージ設定の確認・変更方法】
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投信積立で楽天キャッシュ決済と楽天カード決済を利用するのは、どちらがお得なのでしょうか。比較してみましょう。
楽天証券は2022年9月から投信積立の楽天カード決済のポイント還元率が大幅に改悪されましたが、2023年6月買付分以降は以下のように変更されました。
楽天キャッシュ決済 | 楽天カード決済 | |
---|---|---|
~2023年 6月以前 |
一律0.5% |
一律1.0% 一律0.2% |
2023年 6月以降~ |
一律0.5% |
一律1.0%
楽天カード 0.5% |
代行手数料とは投資信託の信託報酬のうち、楽天証券が受け取る部分のことです。楽天カード決済のポイント還元率は2023年6月に見直された結果、最低でも0.5%からとなりました。
つみたてNISAで人気のあるインデックスファンドの多くは、代行手数料が年率0.4%未満です。そのため、楽天カード決済が有利なのは、楽天ゴールドカードまたは楽天プレミアムカードを利用するケースです。
ポイント還元率以外の項目も踏まえ、楽天キャッシュ決済と楽天カード決済を総合的に比較します。
楽天キャッシュ 決済 |
楽天カード決済 | |
---|---|---|
ポイント 還元率 |
一律0.5% |
一律1.0%
楽天カード 0.5% |
積立設定 可能額 |
毎月100円~ 5万円 |
毎月100円~5万円 |
対象口座 |
特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA
|
|
買付日 (積立指定日) |
毎月1日~28日から、任意の買付日を指定 |
毎月1日 (2021年6月19日以前からの利用者) 毎月8日 (2021年6月20日以降の利用者) |
ポイント 投資・SPU |
対象 |
楽天カード決済の楽天カードの種類によるポイント還元率などを比較してみましょう。
楽天カード | 楽天ゴールド カード |
楽天 プレミアム カード |
|
---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
1.0% 0.5% |
1.0% 0.75% |
一律1.0% |
年会費 | 永年無料 | 2,200円 (税込) |
1万1,000円(税込) |
楽天市場でのポイント還元率 | 3.0% | 3.0% | 5.0% |
その他のポイント還元 | 1.0% |
楽天プレミアムカードの投信積立のポイント還元率は、投資信託の種類を問わず1.0%となっています。年会費も1万1,000円(税込)と、ステータスカードとしては低めです。楽天ユーザーであれば年会費の「元を取る」こともできそうです。
以上の結果を踏まえ、投信積立の楽天キャッシュ決済と楽天カード決済のどちらがお得かを考えてみましょう。
楽天キャッシュ決済がよいのは、積立日に自由度を持たせたい人です。楽天カードの積立を新規で始める場合、積立日は毎月8日に自動的に決まります。8日以外を設定したい人は、楽天キャッシュ決済を選びましょう。
一方、楽天カード決済がよいのは、ポイント還元率を重視する人です。楽天カード決済ならカードの種類や積み立てる投資信託によっては、高い還元率でポイントを獲得できます。
ただし、高還元率を狙ってゴールドカードやプレミアムカードを選ぶと年会費がかかるため、費用対効果に注意が必要です。
自分の優先したい要望や状況に合わせて、メリットのある決済方法を選びましょう。
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楽天キャッシュと楽天カード決済を使った、ポイントがお得で節税になる投信積立を考えてみましょう。 積立方法の選択ポイントは、以下のとおりです。
選べる銘柄の本数は少なくなりますが、つみたてNISAの対象で代行手数料が0.4%以上の投資信託を毎月10万円積み立てる場合、以下のような組み合わせが有利です。
つみたてNISA | 特定口座 | |
---|---|---|
楽天カード決済 | 3万3,333円 | 1万6,667円 |
楽天キャッシュ決済 | 0円 | 5万円 |
投信積立を始めるなら、まずはNISA口座を開設し、つみたてNISAを活用しましょう。つみたてNISAならポイント還元だけでなく、年間40万円分(月3万3,333円)までの投資に対する利益が非課税になります。
また、2024年からは新NISAがスタートしますが、2023年中に現行NISAの口座開設をすれば手間の軽減につながります。現行NISAと新NISAの非課税枠は別枠として管理されるため、非課税枠が増える点も有利です。
2024年からの新NISAについては「2024年の新NISAに備えておくなら」で詳しくお伝えします。
決済方法については先述のとおり、代行手数料が0.4%以上の投資信託を積み立てるなら、ポイント還元率が一律1%になる楽天カード決済が有利です。
代行手数料が0.4%未満の投資信託であれば、以下のように考えるとよいでしょう。
以下はつみたてNISAで毎月3万円ずつ利回り3%(年率)で投資した場合の、元金と運用収益に加え、非課税金額と還元ポイントをまとめたものです。
年数 | 投資元本 | 運用収益 | 非課税金額 | ポイント 還元 |
---|---|---|---|---|
5年 | 180万円 | 13万 9,401円 |
2万 8,238円 |
9,190 ポイント |
10年 | 360万円 | 59万 2,243円 |
12万 265円 |
18,390 ポイント |
20年 | 720万円 | 264万 9,060円 |
53万 8,144円 |
36,590 ポイント |
積立金額がつみたてNISAの非課税枠を超える場合、特定口座などで積み立てましょう。5万円を超えるときは、楽天キャッシュ決済と楽天カード決済の併用が良いでしょう。両方で毎月5万円ずつ積み立てると、最大限にポイント還元を受けられます。積立額が5万円未満の場合にどちらを選ぶかは、ポイント還元重視であれば以下のように考えましょう。
つみたてNISAの銘柄選びに悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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つみたてNISA専門サイト「つみたてNISAナビ」に遷移します。
現行のNISAの買付ができるのは2023年までで、2024年からは新しいNISAが導入される予定です。新NISAでは、現行の一般NISAが成長投資枠、つみたてNISAがつみたて投資枠として統合された制度となります。
ただし、現行NISAで積み立てた資産をそのまま新NISAに引き継ぐことはできません。新NISAが導入された際は専用口座が別で開設されるため、現行(既存)NISAの資産とは別枠として考える必要があります。
現行NISA | 新NISA | |
---|---|---|
投資できる期間 | 2023年まで | 2024年から恒久化 |
非課税期間 | つみたてNISA:最長20年間 一般NISA:最長5年間 |
無期限 |
年間投資枠 | つみたてNISA:40万円 一般NISA:120万円 |
つみたて投資枠:120万円 成長投資枠:240万円 合計:最大360万円 |
非課税保有限度額 | つみたてNISA: 800万円 一般NISA: 600万円 |
1,800万円 (成長投資枠は1,200万円以内) |
非課税枠の再利用 | 不可 | 可能 |
制度の併用 | 不可 | 可能 |
現行NISAは期限付きの制度でしたが、新NISAは恒久化されます。また、非課税期間が撤廃され、いつ資産を売却しても運用益に課税されません。非課税枠も大幅に引き上げられ、つみたて投資枠はつみたてNISAの年40万円から120万円になります。新NISAでは非課税保有限度額1,800万円が設けられましたが、資産を売却した後の空き枠を再利用できるようになります。
新NISAの口座開設はまだできませんが、2023年のうちに現行のつみたてNISAの口座を開設すると、以下のようなメリットがあります。
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楽天キャッシュ決済は楽天カードからのチャージで楽天ポイントが0.5%付きます。楽天カード決済と比較する場合、積立指定日を自由に選びたい人には楽天キャッシュ決済を選ぶとよいでしょう。また、楽天カード決済と併用すれば10万円までの積立投資がポイント還元の対象になります。
投信積立の引き落としに楽天キャッシュ決済を選ぶ人は徐々に増えています。
■楽天証券における投信積立の利用者の割合
楽天証券なら楽天キャッシュ決済と楽天カード決済の活用で、ポイント還元を受けながら投信積立ができます。投信積立は早く始めるほど多くの資産が積み上がります。投信積立を始めたい人は、早めに口座開設をしましょう。
翌月15日頃に付与されます
楽天カードから楽天キャッシュにチャージした月の、翌月15日頃に付与されます。ポイントはカード利用分として楽天カードから進呈されます。なお、ポイントは通常ポイントとなります。
できません
楽天キャッシュで投資信託のスポット購入はできません。楽天キャッシュは、投資信託の積立設定にのみ利用できる引き落とし方法です。
必須ではありませんが、設定した方が便利です
残高キープチャージ(オートチャージ)を設定しなくても、楽天キャッシュの積立設定は可能です。積立設定時にチャージ設定画面が表示されますが、チャージ設定をせずに画面を閉じても積立設定は完了します。
ただし、毎月13日~15日引き落とし日に楽天キャッシュの残高が不足しないように、チャージしておく必要があります。
いざ、NISAを始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されている金融機関を、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
松井証券
auカブコム証券
楽天証券
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楽天証券「楽天キャッシュ」積立のメリット&デメリットや楽天カード決済と比較
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