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最終更新:2022年10月13日

つみたてNISA(積立NISA)でETFを買うのはデメリット?米国、海外の積立はできる?

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つみたてNISA(積立NISA)でETFを買うのはデメリット?米国、海外の積立はできる?
鈴木 靖子 ファイナンシャルプランナー、FPライター

ETF(上場投資信託)は、株式のように証券取引所で売買できる投資信託の一種です。

投資で得た利益が最長20年間非課税になる「つみたてNISA(積立NISA)」を利用して、ETFを買いたいと考えている人もいるでしょう。

つみたてNISAではETFも買えますが、実は銘柄数も取り扱っている金融機関も少ないのが現状です。

この記事ではつみたてNISAでETFを買うメリット・デメリットと、購入できるETF銘柄を紹介します。またETFの積立は一般NISAでもできるため、そのメリットややり方も解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

結論(この記事のポイント)
  • つみたてNISA(積立NISA)でETFは買える
  • ただし取扱金融機関は大和証券1社のみで本数も少ない
  • 一般NISAでもETF積立ができる。つみたてNISAより銘柄も金融機関も多いのでおすすめ
目次を開く

つみたてNISAでETFは買えるのか?

つみたてNISA(積立NISA)でETFを買えるのは2022年9月現在、大和証券1社のみ。取扱本数も7本と多くありません。

例えばSBI証券楽天証券など他の金融機関でETFを積み立てたい場合、つみたてNISAではなく一般NISAであれば可能な銘柄もあります。そのほうが銘柄数も増え、取引の自由度も高まるのでメリットは大きいでしょう。詳しくはこちらで説明します。

つみたてNISAでETFを買うメリット・デメリット

つみたてNISA(積立NISA)でETFを買おうと考えている人は、メリット・デメリットを知った上での検討をおすすめします。

つみたてNISAでETFのメリット

つみたてNISAでETFのメリット

①得た利益が非課税になる
つみたてNISAでは、投資で得た利益が最長20年間非課税になり、投資信託だけではなく、一部のETFも対象です。

通常の投資では、利益に対して約20%の税金が課せられますが、つみたてNISAではその分の利益を手元に残せます(ただしETFの分配金が非課税になるのは、「株式数比例配分方式」を選択している場合のみ)。

ETFは株式と同じように証券取引所でリアルタイムに取引できます。投資信託は1日1回基準価格が算出され、その価格でしか取引できません。しかし、ETFなら値動きを見ながら好きなタイミングで取引可能です。一般的にコストも投資信託より安いので、長期の積立投資にも向いています。

つみたてNISAでETFのデメリット

①取扱本数、金融機関が少ない
ETFはつみたてNISAで取引できるものの、前述どおり対象のETFは7銘柄、取扱金融機関は大和証券のみです(2022年9月現在)。

一方で、つみたてNISAの「投資信託」であれば対象は約200銘柄もあります。多くの金融機関で取り扱っているため、選択肢の多さではETFよりも投資信託に軍配が上がります。

合わせてこちらもチェック!

②販売手数料がかかる
ETFのなかには販売手数料(買付手数料)がかかる銘柄もあります。金融庁の定めで、つみたてNISAのETFの販売手数料は1.25%以下となっています。そのため大和証券のつみたてNISAでも、ETFには販売手数料がかかってきます。

一方、つみたてNISAの「投資信託」は販売手数料のかからない銘柄に限定されているため、販売手数料の面でもETFより投資信託のほうがお得に投資できます。

またETFでも、運用期間中に毎日残高から差し引かれる「信託報酬」という手数料がかかる点は投資信託と同様です。

一般NISAでもETFの積立は可能

ETFはつみたてNISA(積立NISA)でも積み立てられますが、前述したようなデメリットがあるため、あまりおすすめできません。実はETFはつみたてNISAだけではなく、一般NISAでも積み立てられるので、そちらの方法も検討してみてはいかがでしょうか

一般NISAは、年間120万円までの投資で得た利益が最長5年間非課税になる制度。一括購入だけでなく、積立購入も可能です。ETFのほか、上場株式・株式投資信託・REIT(不動産投資信託)など対象範囲は幅広く、銘柄数も豊富です。

非課税期間はつみたてNISAより短くなりますが、一般NISAならより多くのなかから自分に合った銘柄を選べますよ(詳しくはこちら)。

つみたてNISAで買える対象ETF全7銘柄

ここからはつみたてNISAで投資できるETF7銘柄の特徴を紹介します。つみたてNISA(積立NISA)の対象商品は金融庁が厳しい基準を定めています。リスクを抑えた銘柄でコストも安いものが対象なので、初心者でも投資しやすいでしょう。

こちらの銘柄はつみたてNISAだけでなく、一般NISAでも購入できます。表内には5年積立収益率も掲載していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本

上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
銘柄名 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
投資対象 外国株式
ベンチマーク指数 MSCI ACWI ex Japanインデックス
基準価額 3,238.0円
信託報酬
(実質的な負担 )
税込0.264%
5年積立収益率 44.79%
分配金支払基準日 毎年1月20日(年1回)
直近の分配金
(1口あたり)
41.2円
  • 出所:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」、つみたてNISAナビ、2022年8月31日時点

日本を除く世界の先進国と新興国の株価指数「MSCI ACWI ex Japanインデックス」への連動を目指すETF。外国株式に幅広く分散投資したい人におすすめです。5年収益率も十分な結果を挙げています。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)

上場インデックスファンド米国株式(S&P500) 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
銘柄名 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
投資対象 外国株式(先進国)
ベンチマーク指数 S&P500
基準価額 6061.0円
信託報酬
(実質的な負担 )
税込0.165%
5年積立収益率 60.57%
分配金支払基準日 毎年1月20日(年1回)
直近の分配金
(1口あたり)
44.3円
  • 出所:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」、つみたてNISAナビ、2022年8月31日時点

ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場する約500銘柄で構成される代表的な株価指数「S&P500」への連動を目指すETF。

S&P500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしているため、1つの銘柄で主要な米国企業に効率よく投資したい人に向いています。5年積立収益率も申し分ない実績です。

上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)

上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI) 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)
銘柄名 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)
投資対象 外国株式(先進国)
ベンチマーク指数 MSCI-KOKUSAIインデックス
基準価額 3,925.0円
信託報酬
(実質的な負担 )
税込0.264%
5年積立収益率 49.55%
分配金支払基準日 毎年1月20日(年1回)
直近の分配金
(1口あたり)
46.9円
  • 出所:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」、つみたてNISAナビ、2022年8月31日時点

日本を除く先進国の株式市場の動向を表す「MSCI-KOKUSAIインデックス」との連動を目指すETF。対象インデックスは先進国22カ国で構成されており、うち米国、英国、フランス、カナダ、ドイツ、スイスの6カ国で8割以上を占めます。主要な先進国株式に投資したい人におすすめです。5年収益率も高い成果を挙げています。

上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)

上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング) 上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)
銘柄名 上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)
投資対象 新興国株式
ベンチマーク指数 MSCI エマージング・マーケット・インデックス
基準価額 1,754.0円
信託報酬
(実質的な負担 )
税込0.264%
5年積立収益率 17.57%
分配金支払基準日 毎年1月20日(年1回)
直近の分配金
(1口あたり)
33.3円
  • 出所:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」、つみたてNISAナビ、2022年8月31日時点

新興国の代表的な株価指数「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」との連動を目指すETF。一定のリスクを取りつつも、新興国の経済成長の恩恵を受けたい人に向いています。

ダイワ上場投信-トピックス

ダイワ上場投信-トピックス ダイワ上場投信-トピックス
銘柄名 ダイワ上場投信-トピックス
投資対象 国内株式
ベンチマーク指数 TOPIX(東証株価指数)
基準価額 2,046.0円
信託報酬
(実質的な負担 )
税込0.066%
5年積立収益率 20.46%
分配金支払基準日 毎年7月10日(年1回)
直近の分配金
(1口あたり)
37.5円
  • 出所:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」、つみたてNISAナビ、2022年8月31日時点

日本の株式市場全体の値動きを表す代表的な株価指数「TOPIX(東証株価指数)」との連動を目指します。TOPIXの値動きはニュースや新聞などで情報収集しやすいため、初心者にも始めやすい銘柄でしょう。リスクとコストを抑えながら投資したい人にも向いています。

ダイワ上場投信-日経225

ダイワ上場投信-日経225 ダイワ上場投信-日経225
銘柄名 ダイワ上場投信-日経225
投資対象 国内株式
ベンチマーク指数 日経平均株価(日経225)
基準価額 28,745.0円
信託報酬
(実質的な負担 )
税込0.132%
5年積立収益率 24.13%
分配金支払基準日 毎年7月10日(年1回)
直近の分配金
(1口あたり)
366円
  • 出所:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」、つみたてNISAナビ、2022年8月31日時点

国内株式の代表的な指数「日経平均株価(日経225)」への連動を目指すETF。日経平均株価は東証プライム市場の代表的な225銘柄で構成されているため、TOPIXに連動するETFより株価が高い銘柄の影響を受けやすい特徴があります。代表的な日本企業に投資したい人におすすめです。

ダイワ上場投信-JPX日経400

ダイワ上場投信-JPX日経400 ダイワ上場投信-JPX日経400
銘柄名 ダイワ上場投信-JPX日経400
投資対象 国内株式
ベンチマーク指数 JPX日経インデックス400
基準価額 17,555.0円
信託報酬
(実質的な負担 )
税込0.198%
5年積立収益率 20.98%
分配金支払基準日 毎年1月10日、7月10日(年2回)
直近の分配金
(1口あたり)
338円
  • 出所:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」、つみたてNISAナビ、2022年8月31日時点

「投資者にとって投資魅力の高い会社」として選ばれた400銘柄で構成される「JPX日経インデックス400」との連動を目指します。

資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる要件を満たした銘柄が選定されています。良質な日本企業に効率よく投資したい人におすすめです。

ETF積立はつみたてNISAより一般NISAがおすすめ

前述通り、ETFの積立投資は、つみたてNISA(積立NISA)より一般NISAのほうがおすすめです。つみたてNISAの特性上、ETFは本来のメリットである手数料の安さが活かされにくくなってしまっているからです。

つみたてNISAのETFが少ない理由

つみたてNISA(積立NISA)の対象となるETFは7本しかありません。一方で、一般NISAのETFはつみたてNISAと比べて豊富です。なぜつみたてNISAのETFはこんなにも少ないのでしょうか?その理由は2つあります。

ETFのメリットが活かせないため

ETFのメリットは手数料の安さ。ETFにも運用期間中に毎日残高から差し引かれる信託報酬という手数料がかかりますが、一般的な投資信託と異なり販売会社に支払う部分がない分、低く抑えられています。

また、ETFは株価指数などへの連動を目指す「インデックス運用」であるため、リサーチ等にコストがかからない点も信託報酬が低い理由の一つです。

しかし、つみたてNISA対象の「投資信託」は信託報酬が0.5%以下(※国内株のインデックス投信の場合)という低水準に限定されているため、ETFならではのもともと低い信託報酬率という魅力は減少してしまいます。

さらにつみたてNISAの投資信託は販売手数料がゼロの銘柄に限られますが、ETFの場合、販売手数料は1.25%以下と条件が緩いため、結果的につみたてNISAのETFは本来持っているメリットが活かされにくくなってしまうのです。

金融庁が設けたETFの基準が厳しいため

つみたてNISAで投資できる投資信託(ETF含む)は金融庁が指定した条件をクリアした銘柄に限られますが、その基準は厳しく定められています。

その結果、国内投資信託の銘柄数は約6000本あるものの、つみたてNISAの対象は215本(※2022年8月18日時点)と非常に絞り込まれています。

そのうちETFでは特に、前述した手数料のほか金融庁指定のインデックス(指標)に連動している銘柄、最低取引単位が1000円以下の銘柄など、投資初心者が始めやすいようさまざまな基準が設けられています。

このような基準の厳しさやETFのメリットの活かしにくさから、つみたてNISAではETFの取扱本数がさらに少なくなっているのです。

ETFは一般NISAでも自動積立できる

つみたてNISA(積立NISA)でETFの投資を考えている人は、「非課税制度を利用してお得にETFを積立投資したい」と希望しているはずです。それなら、つみたてNISAではなく一般NISAでも定期的な自動積立ができるので、こちらの方法も検討してみましょう。

一般NISAでETFの積立投資を行う場合、非課税投資枠と期間がつみたてNISAとは異なります。

  一般NISA つみたてNISA
(積立NISA)
非課税投資枠 年間120万円 年間40万円
非課税期間 最長5年間 最長20年間

一般NISAのほうが非課税期間は短いものの、非課税投資枠が大きいというメリットがあります。NISA口座は一般NISA、つみたてNISAいずれか1つの口座しか開設できないので、違いを理解した上で選びましょう。

ただし、ETFを一般NISA口座で自動積立したい場合、可能な金融機関は限られます。SBI証券楽天証券といった大手ネット証券なら、NISA口座でもETFを自動積立できるサービスがあるのでこのような金融機関を選ぶと安心です。

海外ETF、米国ETFがおすすめな理由

ETFには国内の証券取引所に上場している「国内ETF」と、海外の証券取引に上場している「海外ETF」があります。

海外ETFのメリットは、国内ETFより銘柄数が多い点です。国内ETFは東京証券取引所に上場している銘柄で300本弱ですが、海外ETFはより多くの銘柄があります。

また同じ海外の株式などに長期的に投資するなら、一般的な投資信託より海外ETFのほうがコストを抑えられる傾向にある点も魅力です

さらに米国ETFなら世界を代表する成長力のある企業に間接的に投資できるため、米国の経済成長の恩恵を受けたい人におすすめです

売買単位も1株から購入できるので、比較的少額で投資を始められます。大手ネット証券なら人気の海外ETFの取り扱いが豊富なので、多くの選択肢から選べますよ。

一般NISA海外ETF積立のおすすめ証券会社&銘柄

NISA口座で海外ETFの自動積立ができる金融機関は限られています。おすすめは2大人気ネット証券のSBI証券楽天証券です。それぞれのおすすめ銘柄と特徴を紹介するので、金融機関選びの参考にしてみてくださいね。

SBI証券

ネット証券大手のSBI証券は海外ETFの取り扱いも豊富。米国・中国・韓国・シンガポールの市場に上場しているETFを取り扱っており、400本弱の銘柄から選べるので、投資の選択肢を増やしたい人におすすめです。

SBI証券ではNISA口座で米国ETFを自動積立できるサービスがあります。海外市場の取引時間帯に起きていなくても自動で買付してくれるのは便利ですね。

積立頻度は「日付・曜日・ボーナス月」から選べ、「株数指定・金額指定」「外貨決済・円貨決済」といった選択もできるので、自由度の高い積立が可能です。

ETFでは通常、売買手数料がかかりますがSBI証券の「SBI ETFセレクション」プログラムでは、人気の米国ETF10銘柄の買付手数料が無料となります。NISA口座で人気の銘柄も対象となっていますよ。

コストを抑えながら米国ETFで積立投資したい人にとって、SBI証券はメリットの多い証券会社と言えるでしょう。

SBI証券NISAの米国ETF 買付ランキング2021年

以下はSBI証券のNISA口座における米国ETFの買付ランキング上位5銘柄です。

ラン
キング
銘柄名
(ティッカー)
市場 ベンチマーク指数
1位 SPDRポートフォリオS&P
500高配当株式ETF(SPYD)
ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
S&P500
高配当指数
2位 バンガード S&P 500 ETF(VOO) ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
S&P 500指数
3位 バンガード トータルストック
マーケットETF(VTI)
ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
4位 バンガード 米国高配当株式ETF(VYM) ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
5位 インベスコ QQQ トラスト
シリーズ1 ET(QQQ)
ナスダック(NASDAQ) ナスダック100指数
  • 出所:SBI証券Webサイト

SBI証券の米国ETFでは、「SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)」「バンガード 米国高配当株式ETF(VYM)」といった高配当銘柄で構成される指数に連動する銘柄、米国株式市場の動きを幅広く反映する指数に連動する「バンガード S&P 500 ETF(VOO)」「バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)」などの銘柄が人気を集めています。

SBI証券のおすすめ海外ETF銘柄

上記のSBI証券買付ランキングから特におすすめの1本が「バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)」。世界最大級の運用会社であるバンガード社が運用・管理するETFです。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスという、米国株式市場の大型株から小型株約4000銘柄で構成される指標への連動を目指しています。1つの銘柄で米国株式市場に幅広く投資したい人におすすめです。

楽天証券

楽天証券もSBI証券と並ぶ人気のネット証券です。海外ETFの取り扱い銘柄数は400本程度と豊富で、SBI証券と遜色ありません。米国・香港・シンガポールの市場に上場するETFを取り扱っています。

楽天証券でも海外ETFの自動積立ができます。買い付ける日付・曜日を自由に選べるのはもちろん、ボーナス月(年2回)も設定できて購入金額や購入株数を増やすことも可能です。

株数指定・金額指定ができ、さらに円貨・外貨のどちらでも購入できます。円貨決済なら楽天ポイントを1ポイント=1円として買付代金に充てられますよ

なお、楽天証券でも米国ETF15銘柄の買付手数料が無料となっています。一般NISAの非課税枠を利用しながらお得に米国ETFを積み立てたいなら、楽天証券もおすすめです。

ただし米国ETFの買付手数料が無料となる銘柄は、楽天証券で一定のポイント投資をすると楽天市場のポイント倍率がアップする「SPU判定」の対象外となるので注意しましょう。

楽天証券NISAの海外ETF買付ランキング

以下は楽天証券のNISA口座における外国ETFの買付ランキング上位5銘柄です。

ラン
キング
銘柄名
(ティッカー)
市場 ベンチマーク指数
1位 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
2位 バンガード・S&P 500 ETF(VOO) ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
S&P 500指数
3位 バンガード・米国高配当株式ETF(VYM) ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
4位 SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD) ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
S&P500高配当指数
5位 Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF(SOXL) ニューヨーク証券取引所アーカ
(NYSE Arca)
PHLXセミコンダクター・セクター指数
  • 出所:楽天証券Webサイト

上位5銘柄すべてが米国ETFで占めており、人気の高さがうかがえます。「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」「バンガード・S&P 500 ETF(VOO)」などSBI証券と同じ銘柄も多いですが、5位には半導体株価指数の3倍のパフォーマンス連動を目指す「Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF(SOXL)」もランクインしています。

楽天証券のおすすめ海外ETF銘柄

米国の主要企業に効率よく投資したいなら「バンガード・S&P 500 ETF(VOO)」がおすすめ。SBI証券で紹介したVTIと同じバンガード社が運用・管理する人気の米国ETFです。

ベンチマーク指標であるS&P 500はニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄で構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。米国有望企業の高い経済成長率に期待したい人におすすめです。

海外ETFの自動積立のやり方

海外ETFを始めるには証券会社の口座開設が必要です。証券会社によっては別途、外貨建商品用の口座開設が必要な場合もあります。

未開設の場合は、証券会社のサイト(SBI証券、楽天証券)から手続きしましょう。また、一般NISAで積み立てるならNISA口座の開設も必要です。

口座開設が済んだら、自動積立の設定を行いましょう。銘柄の選択・積立頻度、購入株数または購入金額の指定、決済方法などを設定します。

なおETFの自動積立で購入金額を指定する場合、最低買付金額(市場価格×売買単位)での購入となるため、投資信託のように指定した金額ピッタリで買えない可能性があります。

そのため、同じ金額を定期的に積み立てることで平均購入単価を抑える効果がある「ドルコスト平均法」の恩恵は受けにくくなります。また、通常は指定した金額が最低買付金額を下回った場合は発注されません。

海外ETFの自動積立で選べる銘柄や設定できる内容は証券会社によって異なります。詳しくは自動積立をしたい証券会社のサイトなどで確認しましょう。

ETFの積立は一般NISAで始めよう

ETFの積立投資はつみたてNISA(積立NISA)でもできますが、対象銘柄が少ないといったデメリットがあります。取扱金融機関も大和証券1社で選択肢は限られます。

ちなみに一般NISAでもETFの積立投資は可能で、対象銘柄も取扱金融機関もつみたてNISAより豊富なのでおすすめの方法です。非課税制度を利用してETFの積立投資をお得に始めたい人は、一般NISAで始めてみませんか。

ETFの積立は一般NISAで始めよう

積立NISAのETFに関するよくある質問

つみたてNISAでETFはおすすめ?

ETFならつみたてNISAより一般NISAの方がおすすめです。

つみたてNISAでETFの積立投資はできますが、対象銘柄数が少なく、取扱金融機関も大和証券1社しかありません。

なお、ETFの積立投資は一般NISAでも可能です。つみたてNISAより投資銘柄も多く、SBI証券や楽天証券など大手ネット証券を始め取扱金融機関も豊富なので、より多くの選択肢から選べますよ。くわしくはこちらで解説しています。

ETFと投資信託の違いは?

大きな違いは証券取引所に上場しているかどうかです。

どちらも大きく分けると投資信託に分類されますが、ETFは証券会社を通じて証券取引所で売買するのに対し、一般的な投資信託は販売会社(証券会社、銀行、郵便局など)で売買します。

またETFは株式と同じようにリアルタイムに値動きしますが、投資信託は1日1回算出される基準価格をベースに取引されるといった違いがあります。

NISA口座での海外ETF自動積立の注意点は?

投資信託のように分配金が自動で再投資できない場合があります。

海外ETFの自動積立では、自動で再投資できない証券会社が一般的です。分配金を再投資したい場合は一度受け取った上で、自らETFを買い付ける必要があります。

なお、マネックス証券など一部のネット証券では海外ETFの自動積立でも再投資できるサービスを提供しているところもあります。詳しくは海外ETFの自動積立サービスがある証券会社のサイトで確認しましょう。

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、NISAを始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されている金融機関を、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

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