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iDeCoでは主にファンド(投資信託)を購入して資産運用を行います。投資地域を分散してリターンを求めるなら、全世界株式型の銘柄についても理解しておくとよいでしょう。
そこで今回は、全世界株式ファンドの特徴や魅力についてやさしく解説した上で、全世界株式5年積立実績ランキングを紹介します。
目次
そもそも「ファンド(投資信託)」とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、運用の専門家(ファンドマネジャー)が投資・運用する金融商品です。
投資対象はファンドごとに異なりますが、主に債券や株式などの金融商品が一般的で、投資地域もそれぞれ国内と海外の商品があります。全世界株式ファンドは、全世界の株式を投資対象とするのが特徴です。
全世界株式ファンドの魅力は、個人投資では情報が得られにくい世界の株式へ投資できることと1本の銘柄だけで投資する地域を分散できることです。地域の分散を図ることで、価格変動の幅(リスク)を小さくすることが期待できます。
また、全世界株式ファンドには投資地域に日本を含む銘柄と含まない銘柄があります。どのような違いがあるのか見てきましょう。
日本を投資対象から除いた銘柄には、「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」などがあります。運用成果の指標(ベンチマーク)をMSCIAC世界株式(除く日本・配当込み)として、それに連動する運用を行います。
一方、日本を投資対象に含む銘柄には「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))」などがあります。運用成果の指標(ベンチマーク)をFTSEグローバル・オールキャップとして、それに連動する運用を行います。
いずれの指標も、先進国に日本を含むかどうかの違いがあるだけで、どちらも新興国は含みます。
「日本を含む」と「日本を除く」で迷った場合は、既に日本株式に関連する資産(ファンドを含む)を持っていれば「日本を除く」ファンドを、持っていなければ「日本を含む」ファンドを選んで分散投資をしてみてはいかがでしょうか。
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ファンドには、大きく分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド(パッシブファンド)」があります。
そこで、iDeCoで選べる全世界株式ファンドをこの2種類に分けて、5年積立収益率を比べランキング形式で紹介します。
インデックスファンドは日経平均株価などの特定の指標に連動する運用成果を目指します。
順位 | 銘柄名 | 5年積立 収益率 |
信託 報酬※1 |
---|---|---|---|
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド | 32.33% | 0.2750% | |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT) | 30.67% | 0.1990% | |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式)) | 30.59% | 0.1102% |
全世界株式へ投資するインデックスファンドの中で5年積立収益率が高く、信託報酬(運用管理費用)が低水準のため。iDeCoは老後資金づくりに向けての長期運用することが多いので、運用期間中ずっとかかるコスト(信託報酬)が安いほど効率的な運用が見込めます。
毎月5,000円の掛金を積み立てると5年で+92,015円になりました(5年積立収益率:30.67%)。
日本を含む先進国株式と中国やインドなどの新興国株式を合わせたおよそ8,000銘柄で構成されるFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスを指標としています。ファンド設定日は2017年9月29日。
アクティブファンドは、日経平均株価などの特定の指標(インデックス)を上回るリターンを目指します。
順位 | 銘柄名 | 5年積立 収益率 |
信託 報酬※1 |
---|---|---|---|
アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年金向け) | 33.80% | 1.7050% | |
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドDC(グロインDC) | 32.70% | 1.6769% | |
フィデリティ・グローバル・ファンド | 29.23% | 1.9030% |
全世界株式へ投資するアクティブファンドの中で5年積立収益率が高く、上位3銘柄の中では信託報酬(運用管理費用)が最低水準のため。
毎月5,000円の掛金を積み立てると5年で+98,110円になりました(5年積立収益率:32.70%)。
主に世界の高配当利回りの公益株(電力・ガス・水道・電話など公益企業の株式)へ分散投資します。構成銘柄の上位5カ国は、米国が68.9%とおよそ7割を占めるほか、英国(5.8%)、ドイツ(5.3%)、スペイン(5.1%)が続きます(2022年8月時点)。ファンド設定日は2014年5月19日と比較的長期の運用実績があります。
全世界株式ファンド1本で運用するメリットとデメリットを見てみましょう。
上記のメリット・デメリットを理解した上で、リスクが許容範囲内なら全世界株式ファンド1本で運用してもよいでしょう。
もし、もっと安定的に運用したければ、株式ばかりでなく先進国債券にも投資したり、新興国をはずして先進国株式のみに投資したりするファンドを選ぶ、などの方法があります。
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「eMAXIS Slim」は「全世界株式」と「先進国株式」どっちにすべき?
新興国にも投資したいなら「全世界株式」、そうでなければ「先進国株式」を選ぶとよいでしょう。
いずれも外国株式へ投資しますが、新興国への投資は経済成長による大幅な値上がりが見込める一方で、値動きの幅が大きいために損失も大きくなる可能性があります。
こうしたリスクを受け入れられるかどうかで判断するとよいでしょう。
全世界株式ファンドとバランスファンドの違いは?
全世界株式は投資対象がすべて株式、バランスファンドは銘柄によっては債券へも投資します。
一般的に株式の方が債券と比べてリスクが高いといわれています。また、株式や債券は、外国の銘柄の方が日本の銘柄よりリスクが高くなります。
そのため、投資リスクを下げたければ国内債券への投資を含むバランスファンドを選んでもよいでしょう。
全世界株式ファンドは、1本買えば文字どおり全世界の株式へ投資ができる便利なファンドです。一方でファンドの内容を理解しておかないと、想定以上のリスク(価格変動の幅)を伴うことがあります。
投資は一般的に
の方がリスクは高いといわれています。全世界株式ファンドは新興国が含まれているのが一般的です。
加えて、全世界株式の中に日本株式(国内商品)を組み入れるかどうかはファンドにより異なります。日本株式を入れたファンドの方が、リスクは小さくなりますので、自分が受け入れられるリスクを想定して全世界株式ファンドを選んでみてください。
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【iDeCoおすすめ銘柄】全世界株式ファンド(投資信託)ランキング
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