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個人の私的年金を用意できる「iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)」の支払いは、原則口座振替です。iDeCoでクレジットカード決済は利用できないのでしょうか?
結論から言うと、どの金融機関でもiDeCoの掛金をクレジットカードで支払うことはできません。そこで本記事では、クレジットカード決済以外でiDeCoをお得に活用する方法や、クレジットカード決済を利用できる他の資産形成方法について紹介します。
クレジットカード決済はできなくても、iDeCoの節税効果は非常に魅力的です。他の投資と組み合わせて活用すればバランスの良い資産形成ができるでしょう。本記事を元に、自分に適した資産形成を考えてみてください。
目次
近年、投資信託の積立購入をクレジットカード決済にできる金融機関が増えています。iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)でも投資信託の積立購入は可能ですが、掛金は原則として口座振替のため、クレジットカード決済は利用できません。
iDeCoの掛金は、原則として毎月26日に指定した銀行口座から引き落とされます。どの金融機関を選んでも「26日に口座振替」という点は共通しているため、クレジットカード決済を選べる金融機関はありません。
クレジットカード決済を利用できないのは、企業の年金制度である「企業型確定拠出年金制度(401k、企業型DC)」も同様です。企業が拠出する掛金は事業者の負担で、従業員が追加で負担する掛金は給与天引きとなっているため、クレジットカード決済を選ぶことはできません。
クレジットカード決済はできませんが、iDeCoには「年単位拠出」という独自の支払方法があります。年単位拠出をうまく活用すれば、口座振替のたびにかかる手数料を抑えることができます。
年単位拠出とは、iDeCoの加入者が年1回以上、任意で決めた月にまとめて掛金を引き落とせる方法です。ボーナス月にあわせて7月と12月だけの引き落としにしたり、2カ月に1度の引き落としにしたり、支払月と回数を柔軟に設定できるのが特徴です。
毎月拠出よりも積立回数を少なくすれば、口座振替のたびに発生する105円の加入者手数料を節約できます。
ただしiDeCoで運用資産に投資信託を選んだ場合、積立回数が少ないと相場変動の動向に影響を受けやすくなります。
iDeCoの残り投資期間が短い場合は相場変動のリスクが高くなるため、積立回数(拠出回数)の減らしすぎには気をつけてください。
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クレジットカード決済以外で、iDeCoの利用によってポイントを貯める方法はあるのでしょうか?2024年1月現在は、以下の金融機関やプログラムでポイントを貯めることができます。
多くの場合、ポイント付与の条件はiDeCoで運用する商品を投資信託にすることとなっています。預金や保険商品を選ぶとポイント付与の対象外になるため気をつけましょう。
また、楽天証券では不定期で楽天ポイントが貯まるiDeCo口座開設キャンペーンを行っています。口座開設の際は、ポイントキャンペーンの有無もチェックしておくといいでしょう。
ここからは、iDeCo以外でポイントを貯めながら資産形成する方法をご紹介します。
節税機能があるうえに、クレジットカード決済を利用しておトクに資産形成できる方法は2つあります。
それぞれ、詳細を見ていきましょう。
貯蓄型保険では、クレジットカード決済で保険料を積み立てながら節税対策もできるケースがあります。
貯蓄型保険とは、支払った保険料の一部が積み立てられ、将来的に解約返戻金や満期保険金という形で資産となる保険です。
代表的な商品に終身保険、学資保険、個人年金保険などがあり、元本保全性の高さと「万が一」の保険機能が付いている点が特徴です。
貯蓄型保険の保険料は「生命保険料控除」という所得控除の対象になるため、個人の所得税・住民税を軽減できます。さらにクレジットカード決済が可能な保険会社ならポイントを貯められます。
なお、クレジットカード決済が利用できる場合でもカードブランドが限定されていることもあります。
また、すでに複数の生命保険の支払いをしていて生命保険料控除の限度額を使い切っている場合は、今から保険に加入しても目立った節税効果を得られません。カード決済の有無や保険料控除については必ず確認しましょう。
NISAを活用した投資信託の積立なら、クレジットカード決済の利用が可能な金融機関もあります。
NISAの口座内で積み立てた投資信託であれば、運用時の利益に課税されることがありません。通常、投資信託の運用益には約20%課税されるため、投資を始める際のハードルを大きく下げられる制度と言えるでしょう。
また、NISAは積み立てのタイミングや積立金額を自由に設定でき、いつでも資金を引き出せるという自由度の高さが特徴です。ライフプランにあわせて柔軟に投資できる点は、NISAの魅力の一つでしょう。
なお、NISAでクレジットカード決済できる金融機関は限られています。つみたてNISAを考えている人は、後述するおすすめはSBI証券と楽天証券のNISAを参考にしてみてください。
老後の資産形成も、おトクなクレカ積立もしたいという明確な目的があるのなら、NISAをおすすめします。
低リスクの長期分散投資を推奨しているNISA(つみたて投資枠)指定の投資信託であれば、ハイリスクな運用になる可能性は極めて低いでしょう。
iDeCoは原則60歳まで資金の引き出しができませんが、NISAなら資金の引き出しも自由に行えるため、ライフプランの変化にあわせた資産形成が可能です。長期継続を前提とした制度設計になっているため、気楽な気持ちで少しずつ資産を積み上げていけるのではないでしょうか。
NISAでクレジットカード決済を利用する場合、おすすめの金融機関は楽天証券とSBI証券です。楽天証券は楽天カードで楽天ポイントを、SBI証券は三井住友カードでVポイントを貯められます。両社とも商品ラインアップが豊富でサイトも使いやすく、初めて投資をする人にもおすすめです。
クレジットカード決済の有無だけで考えると、「iDeCoよりNISAのほうが良いのでは」と思うかもしれません。
しかし、節税効果については掛金が全額所得控除になるiDeCoのほうが優れています。両制度のメリット・デメリットを理解したうえで、それぞれ賢く活用するのがいいでしょう。
以下の表に、iDeCoとNISAのメリット・デメリットをまとめました。
iDeCo | NISA | |
---|---|---|
メリット |
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デメリット |
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向いている人 |
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上記のとおり、iDeCoとNISAにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言えません。筆者のおすすめは、どちらか一方を選ぶのではなく両制度のメリットを良いとこ取りして二つとも活用する方法です。
iDeCoは毎月の掛金を最低5,000円から、NISAはご紹介したSBI証券・楽天証券なら毎月100円から積み立てできる制度です。両制度を活用しても毎月1万円以下でも積み立てできるため、家計の負担を抑えつつ無理なく継続できるのではないでしょうか。
慣れてきたら途中で掛金・積立額を増やすこともでき、一時的に支出が多いときはNISAの投資をストップするなど、家計にあわせた調整ができます。
気軽に資産形成を始められるうえ、一定の節税効果を得られるiDeCoとNISA。始めるなら、両方あわせて活用するのがよいでしょう。
合わせてこちらもチェック!
iDeCoはクレジットカード決済できませんが、年単位拠出で手数料を節約する方法や投資信託の積立でポイントを得る方法があります。
また、iDeCoは掛金を全額所得控除できるため、個人の所得税と住民税を軽減できます。節税効果の高さを考えると、クレジットカード決済不可という理由だけでiDeCoを始めないのは非常にもったいないことです。
筆者のおすすめは、節税効果が高いiDeCoで強制的に老後資金を準備しながら、自由度が高いNISAでライフプランにあわせた資金を積み立てる方法です。
iDeCoとてNISA、両方のメリットを良いとこ取りして資産形成を始めましょう。
iDeCoはどの金融機関で口座開設したらいいの?
iDeCo(イデコ)は一人一口座しか持てないため口座選びが重要。でも、多くの金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、分かりやすい基準として、iDeCo専門サイトNo.1の「iDeCoナビ」でよく見られている金融機関と、独自サービスがある注目の金融機関をご紹介します。
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iDeCoはクレジットカード決済できない!SBI、楽天のNISAは可能
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